[近藤真彦] 80'~82'シングル解説
①スニーカーぶる~す(1980.12.12)
■作詞:松本隆/作曲:筒美京平
■売上枚数:104.6万枚(オリコン1位/年間3位)
マッチの記念すべきデビューシングルでたのきん映画第1弾「スニーカーぶる~す」の同名主題歌。
前代未聞の新人ソロデビューにて初のオリコン初登場1位を獲得するとともにミリオンセラーを記録。
発売前に既に20万枚の予約があり、ヒット間違いなし状態での発売。
出だしのギターのカッティングと♪ZigZagZagZigZagZigZagのサビ部分が印象的な名曲。
なお、B面の「ホンモク・ラット」は決してメジャーではないが、個人的にはすごい好きな曲。
②ヨコハマチーク(1981.03.12)
■作詞:松本隆/作曲:筒美京平
■売上枚数:52万枚(オリコン2位/年間20位)
前作と比べてかなりポップ調の明るい楽曲。横浜市生まれのマッチらしくタイトルも「ヨコハマ・チーク」。
当時コンサート中にステージから落下して腕を骨折したことから、包帯姿でヨコハマチークを唄うマッチが印象的だった。
寺尾聡「ルビーの指輪」が同時期リリースだったためにオリコン最高2位。
B面の「嘆きのリンダ」は前作B面の「ホンモク・ラット」に似たロック調の曲。
③ブルージーンズ・メモリー(1981.06.12)
■作詞:松本隆/作曲:筒美京平
■売上枚数:59.5万枚(オリコン1位/年間11位)
たのきん映画第2弾「ブルージーンズ・メモリー」の同名主題歌。
すごいカッコいい!という一言に尽きる名曲です。イントロのギターからサビ部分まで文句の言いようがありません。
特に映画をご覧の方ならば、この曲を聴くと横浜の山下公園や本牧の港が想像出来ちゃうくらいではないでしょうか?
曲の途中で「サヨナラなんて言わないよ、バカヤロー」と叫ぶセリフは当時のファンには衝撃的でした。
この曲から14曲連続オリコン1位の記録が始まります。なお、B面の「青春ビーチ」はマッチ出演のカメラCMのBGMとして使用されてました。
④ギンギラギンにさりげなく(1981.09.30)
■作詞:伊達歩/作曲:筒美京平
■売上枚数:81.6万枚(オリコン1位/年間21位)
誰もが知っているマッチの代表曲ですね。この曲で第23回日本レコード大賞最優秀新人賞受賞の他、同年の音楽新人賞を独占。ザベスト10では6週連続1位を獲得するなど数々の記録を更新。
B面の「恋のNON STOPツーリングロード」はハウス「ロッカッキー」のCMソングでした。
⑤情熱☆熱風☽せれなーで(1982.01.07)
■作詞:松本隆/作曲:筒美京平
■売上枚数:55.5万枚(オリコン1位/年間9位)
今までの楽曲にないミディアムスローテンポな曲。グリーンのきらびやかな衣装が印象的でした。今までのマッチの楽曲とは異なる雰囲気ですが、
ファンなの中では根強い人気があるのも事実。B面の「あばよポニーテール」の方が印象的で、マッチらしい盛り上がる曲です。
⑥ふられてBANZAI(1982.03.31)
■作詞:松本隆/作曲:筒美京平
■売上枚数:52.9万枚(オリコン1位/年間10位)
♪BANZAI BANZAI 振られて 振られて チェチェチェチェ・・・ なかなかサビ部分が印象的で今も口ずさんでしまいそうです。
何といってもB面に収録されている「スニーカーぶる~す」ですが、80年に発売されたモノとは歌詞が全く異なっており、
実はこちらのバージョンの歌詞が当時の製作当初のものだったらしいです。
⑦ハイティーン・ブギ(1982.06.30)
■作詞:松本隆/作曲:山下達郎
■売上枚数:60.6万枚(オリコン1位/年間7位)
たのきん映画第4弾「ハイティーン・ブギ」の同名主題歌。松本隆と山下達郎コンビによるマッチを代表する名曲で、ファン人気投票においても最も人気の高い楽曲。
B面の「MOMOKO」も映画「ハイティーン・ブギ」の挿入歌として、マッチの数あるバラードの中で最も人気が高い。
忘れてはいけないのが、ジャニーズ少年隊(現少年隊)がこの曲のバックダンサーとして活躍。ベスト10でも3人が紹介されました。
⑧ホレたぜ乾杯(1982.09.30)
■作詞:松本隆/作曲:筒美京平
■売上枚数:50.2万枚(オリコン1位/年間26位)
マッチとしては珍しく振付がある曲で、2コーラス目からスタンドマイクを使用して唄ってたのが特徴的。
B面の「カモン・ロッキンロード」は映画「ハイティーン・ブギ」の挿入歌として、翔と桃子がバイクでツーリングする際のBGMとして使用された。
個人的にはホレたぜ乾杯よりも、B面のこちらの方がロック調が高い楽曲でお気に入りの曲。
